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『平坂〜prologue〜 体験版』

平坂〜prologue〜 体験版ver.0.4
制作:Sprout!
ジャンル:ビジュアルノベル
購入:コミックマーケット73

両親の突然の死から10年。それまで妹と共に知人女性の元へ身を寄せていた立花絖は、進学を機会に住み慣れていた場所を離れ、単身で平坂という町に引っ越してきていた。そこは海と山に囲まれた美しい土地で、どうやら街中に広大な神社を許容できるほど長い歴史を持つ町なのだという。彼はそこで一人の少女と巡り会った。平坂に古くから存在するという旧家の娘、淵見恵奈。彼女と親しくなった絖は、同じく旧家の娘である彩、悪友の武田と共に楽しい毎日を重ねていく……。

まずはオープニングの演出にビックリ。ああ、同人レベルでもこれほどのものが作れるのか……と思わず。いやまぁ、OPムービーを制作するところだってあるんだから、今さらその手法自体が新しいって訳でもないかもしれないけど、ここまで人の視聴覚を惹きつける演出はやはり特筆するべきだろうと。

そして、ここから先は個人の問題。実はオープニングがあまりにも凝っていると、これから始まる物語に対して硬く身構えてしまうクセのようなものが僕にはあるわけです。冒頭から、気合いの入った難解用語がポンポン飛び出す取っつきにくいストーリーが展開するんじゃないか……とか、或いは、OPだけで後の物語は全然出来ていない作品なんじゃないか……とか、そういったマイナス思考に陥ってしまうんです。

だけど、本作はそんな雰囲気をまるで感じさせず、ゆったりと主人公達の出会いと日常のエピソードを紡いでいく。しかも、その描き方がオーソドックスで何とも心地良いい!特にヤマ場らしいヤマ場を迎えることなく3時間半ほどでゲームは終了してしまうんですが、お陰で飽きることなく最後までプレイすることが出来ました。適度にユーモアを交えながら物語をじっくり描いていく手法と、立ち絵・一枚絵を使った細やかな演出。そのどちらにも好感が持てる作品です。話の方向性が見える前に終わってしまうため、若干不安要素は残るものの、完成に期待が持てる作品じゃないかと。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 20:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『てすてす』

てすてす 製品版
制作:をんのじ企画
ジャンル:ギャグ・ノベルゲーム
購入:コミックマーケット73

無気力な毎日を送ってきた幼馴染み、真希のために必死に勉強を教え、ようやく彼女を一緒の高校へ入学させることに成功した主人公。だけど、そんな彼の苦労を知ってか知らずか、彼女はやはりそれまで通りの無気力で怠惰な毎日を送ろうとする。これではいかんと頑張るわけだが、何故だか真希をしつこく陸上部に勧誘しようとする先輩や、主人公をゲームの世界へと誘おうとする友人が現れて事態はややこしい方向へ。その上、真希の本性が明るみに出てしまってクラスはさぁ大変。まだまだ入学したばかりだというのに主人公の受難は始まったばかりのようで……。

ツンデレな彼女とのウハウハ学園ドラマが展開すると思いきや大間違い。恋愛シミュレーション的な出だしなんですが選択肢なしの一本ものです。プレイ時間は約4〜5時間程度で、ちょっと心に笑いのオアシスを求めている方には適量かも(…か?)

最初はラブコメかと思ってゲームを進めていたんですが、その要素はどんどん薄れていって、いつの間にかギャグ要素で埋め尽くされていました。終盤の方なんて、もう何に例えたらいいのか……そう、お笑い芸人メインのバラエティ番組みたいな。あの悪ノリが過ぎる雰囲気で話が進んでいきます。ちょっと人によっては引いてしまうかも知れないのですが、それがかなり笑える。特におすすめなキャラが、吉井先輩。最初はホント気持ちの悪い人物としか思えなかったんですが、ゲームを終えた頃には作品最大の功労者であったと気付かされる(笑)。立ち絵にしろ、一枚絵にしろ、一番愛が込められているとしか思えませんでした。

まぁ、良い意味で裏切られた展開ではあったんですが、でもやっぱり主人公と幼馴染みとの話ももう少し楽しみたかったなぁ……とも思ってしまいます。結局、登場人物達が完全に消化しきれていないわけで。散々笑わせて貰っておいて言うのも何ですが、やはり無理矢理終わりにした感が否めませんでした。出来ることなら、彼女たちのその後が知りたい、続編がやってみたい。あと、誤字の方もちょっと目立っていたので、それが残念だったかなぁと。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 17:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『姉妹のお終い 体験版』

姉妹のお終い 第一話・小山内姉妹の日常
制作:アリスとテレス工房
ジャンル:サウンドノベル
購入:コミックマーケット73

第一話『小山内姉妹の日常』
もう秋も終わり、冬に入ろうかという頃
高校生の小山内香代、中学生の小山内優子
子供の姉妹は、たった二人だけでぼろっちぃアパートに住んでいる
生みの親は一年前に死去、里親はいるけれども二人暮らし
そんな二人の日常を追う

(以上、制作者様サイトのストーリー紹介から転載)
*  *  *

いや別に概要を書くのが面倒臭くて転載しているわけではないのですよ。本当に、このサークルさんの作る作品はネタバレが恐ろしくてですね。前作をプレイしたときも感じたんですが、「ああ、これ以上概要を書いたら作品が面白くなくなる!」的な内容な訳でして。つまりは、物語の異様な展開が醍醐味なんだろうなぁと。

前作の『やっぴぃ/アウトサイダー』については、まあ、ブラックユーモアすぎて感想が出しづらいよ云々みたいな事を書き連ねたんですが、あっはっは(突然笑いが)。今回の作品をプレイしてみてまざまざと見せつけられました。まだまだあんなのは序の口だったのだと。ちなみにプレイ時間は約1時間、完成版は全3話を予定しているそうです。

絵もなく、背景もなく、音楽もなく、効果音すら鳴らない。ただ、テキストだけをつらつらと表示するだけのノベルゲーム。これで普通の内容だったら、開始3分で放り投げていたところでした。だけど、本当に人の興味の引きつけかたが上手い。倫理がどうのという問題をかるーくすっ飛ばして、甘い背徳感で読み手の目を釘付けにしてしまう。決して万人向けというわけではなく――だからこそ敢えてジャンルを記していないのだろうけれども――恐らく真っ当な世の中には出ることの無い作品。寧ろ、同人という世界を利用し尽くして縦横無尽に暴れ回って欲しい作品です。でも、これで絵と背景と音楽がついていたらなぁ……と思うのが唯一残念なところ。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『TRANSMIGRATION 体験版』

TRANSMIGRATION Trial ver1.00
制作:TERRA ROSA
ジャンル:様式美伝奇ヴィジュアルノベル
購入:コミックマーケット73

篠崎透は少々気弱でマイペースだけど、それ以外は至って普通の少年。諸事情により一人暮らしを余儀なくされている彼には、以前から色々と世話を焼いてくれる幼馴染みがいて、他にも気の許せる友達がいた。そんな日常――。ある日、透のクラスに転校生がやってきた。時季外れの不自然な転校に不審を抱く生徒もいたが、少し気弱で真面目な彼女に対して透は親近感を抱き、やがて友達となる。少し木訥だけど世話焼きな幼馴染み、転校生の女の子、そして騒々しいけど気の良い親友達。これからもこの街で楽しい日常が続く筈だったのだが……。

プレイ時間は4時間ほど。先ずはその長さに驚いたけど、話の区切り方としては良かったんじゃないかなと思いました。ただ、あまりにも冗長過ぎて、これじゃあ最初の方でプレイを止めてしまう人もいるんじゃないかなぁとも感じてしまう。上手い作品だと、最初の方にミニクライマックスを持ってきたり、キャラクター同士の魅力的な会話でつなぎ止めたりするものなんだろうけど、この物語には少々それが欠けているような感じです。

とは言っても、主人公の日常が徐々に非日常へと転がり落ちていく描写は秀逸だったし、全体的な物語の運びも良くまとまっていました。別にキャラ同士の会話も魅力がないというわけではなくて、登場人物としての役割はしっかりと果たしている感じ。適度に謎と不安を織り交ぜて物語を進めていく手法も、「続きを知りたい」と思わせる効果をきちんと発揮していて、完成版に対する期待を滲ませています。ただ、一つ書いておきたいのは、この作品もまた「同じ土俵に立ってしまっている」と言うこと。ジャンルからも想像がつく通り、この手のゲームをかなりやり込んでいる人達にとっては『見たことのある』或いは『読んだことがある』要素がかなり含まれています。オリジナリティを出しつつ、どれだけ読み手を失望させない展開をしていくかが課題となりそうな感じです。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『NEMESIS A.D Vol.1 体験版』

NEMESIS A.D Vol.1 体験版
制作:賽銭泥棒
ジャンル:恋愛・怨恨シミュレーション
購入:コミックマーケット73

4月・・・
もし、俺の『そのとき』の状況をゲームに例えるならば、
恋愛シミュレーションゲームだと友人に言われた。
もし、俺が恋愛シミュレーションゲームの主人公だったとしたら
ヒロインは、幼なじみである安倍川七菜だった。
もし、『安倍川七菜がヒロイン』なら・・・
俺達はエンディングを迎えたはずだ。
いや、『エンディング』は迎えた・・・
彼女は文字通り『エンド』を迎えてしまった。

(以上、制作者様サイトのストーリー紹介から転載)
*  *  *

激しくネタバレが予想されるので、作品紹介に関しては制作者様サイトから転載させて貰いました。ちなみにプレイ時間は45分ほど。ルートに関しては、選択画面はあるものの体験版ということで不明。

バットエンディングから始まる物語。
まぁ、ぶっちゃけてしまえばそういう内容です。出だしは何が何やらサッパリ分からなかったんですが、いつの間にかストーリーに引き込まれていました。ジャンルは『恋愛・怨恨シミュレーション』となっているけど、どちらかと言えばサウンドノベルに近いんじゃないかと思います。でも、製品を演出するという意味ではこっちの方が面白いかも。

プレイできる時間が少し短いので確信は持てませんが、完成したら突き抜けたものが出来るんじゃないかなぁ……というのが率直な感想。主人公とヒロイン達との間で繰り広げられるコントのような会話がかなり楽しめたし、グラフィックも良い。恋愛に走るか、それとも怨恨に走るか、というコンセプトも意外性がある。ただし、完成できるのか……に関してはちょっと不安も残るところです。制作状況や作り手の情報をもう少し明るくしてくれると安心できるかも。いずれにせよ、体験版というのはとにかく「続きが知りたいなぁ」と思わせたら勝ちだと思うので、これは成功の部類にはいるのではないかと。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『終末症候群 Terminal Syndrome【前編】』

終末症候群 Terminal Syndrome ver1.0 [the first half]注:18禁作品
制作:LEANGATE = リーンゲート =
ジャンル:異能犯罪サスペンス・ノベルゲーム
購入:コミックマーケット73

異常能力者が実在する世界。異常能力犯罪専門の捜査官兼執行官である相模レンは、能力の抑制ができずに暴走を始める特殊な犯罪者の事件を捜査するかたわらで、とある連続殺人犯の元へと足を運んだ。彼を出迎えたのは、天性の異能力を備えた幼い少女。彼女は自らをシイと名乗り、レンに対して親しげに接してくるのだが……。

全8章で構成されるうちの3章までを収録した前編という位置付け。プレイ時間はおおよそ5〜6時間程度。選択肢は出てくるものの、前編ということでルートに関しては不明。C71にて頒布された体験版のレビューについてはこちらを参照。

記事の書き出しについてはいつも悩むんですが、今回は素直に言わせてもらいましょう。面白かった、と。完成版をプレイした訳ではないのでどこまで言い切れるかは不透明ですけど、3章までたどり着いた感想がそうなんだから仕方がない。読み手を酔わせるスタイリッシュな文章、ウソをリアリティに変えるストーリー、そして、それぞれの個性が光る登場人物たち。なかでも主人公(主観)を担当する相模レンの存在がなんとも心地いい。終末と生との間で揺れながら、それをおくびにも出さず、抑制された台詞で事件に関わって行く姿には共感というか憧れのようなものを抱いてしまう。基本的に、読み手の好みの問題かもしれませんが。

そして他の登場人物、特に女性陣に関してもその魅力は折り紙付き。本作は18禁作品ということで、当然のことながら各所にアダルトシーンが挿入されているのだけれど、それが単なる「ここまで文章を読んでくれた見返り」などではなく、きちんとしたストーリーに織り込まれたワンシーンとして成立しているのがうまい。特にシイかわいいよ、シイ。あれ、前回の記事でも書いたような気が――。

ただ一つ残念だったのは、システムにバグがあったことでしょうか。文章履歴を閲覧しようとすると、スクリプトエラーが表示されてゲームが停止してしまうんですよね。箇所によって出たり出なかったりなんですが、何とも困りました。ただ、それを除けばさしたる不満もなし。物語の内容的には、最近の流行に乗っている感は否めないけど、むしろ、同じ土俵でこれだけやってのけるのはすごいことじゃないかと。完成版に期待です。

追記:制作者様サイトにて修正パッチが公開されていました。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『やっぴぃ/アウトサイダー テキスト版・後編』

やっぴぃ/アウトサイダー テキスト版・後編
制作:アリスとテレス工房
ジャンル:ハードボイルド・テキスト形式ノベル
購入:無償ダウンロード
※前編の概要に関しては制作者様サイトか以前の記事を参照。

……思い切ったなぁ。と言うのが読後の素直な感想。世の中には「終わりよければ全てよし」なんて気の利いた言葉がありますけど、まさにこの作品がソレ。

この作品の前編を初めてプレイしたときは、「一体この先どうなっちゃうの?」という気持ちで一杯でした。もしかしたら、制作者の欲望の赴くままに独善的な経過を辿って最後なんてもう、目も当てられない、みたいな話になってしまうんじゃないかなぁと。まあ、同人作品は世の中の縛りに(ほぼ)影響されないというのが利点なのだけれども、だからといって作品を読む人達に面白いと思って貰えなければ意味がないわけで。その点からしてみれば、この物語はその経過も、その結末も読んでいて楽しかった。

残念なことにサウンドノベルとして完成することなく、テキスト版としてしか公開されなかった本作ですが、読み物としては十分堪えうるモノだったと思います。世の中に正式な形で発表するには障害の多い作品ではあるけど、物語に隠された仕掛けも、そこに存在する「やっぴぃ」をはじめとする憎めないキャラクター達も、途中のちょっぴりたがが外れた残酷なシチュエーションの数々すらも、それがこの作品を形作る重要な要素をちゃんと演じていたのだなぁと。これは、予定されている新作も期待する方向で。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『TAIHAism-タイハイズム- 体験版』

TAIHAism-タイハイズム- Trico Trial Version
制作:Giant Ant Unit
ジャンル:ギャルゲー(全年齢)
購入:コミックマーケット72

行きすぎた文明の進歩によって、人々は生きるすべを機械に全て奪われてしまった。働く苦みも、病の苦しみも、生きる苦しみも、何も心配することがなくなったのだ。お陰で少し前までは自殺が当たり前のように流行し、世界の人口の半分はそれで死んだ。タイハイズムというのはそれらの精神的な病を総称した名前で、今や生まれてくる者の大半がこの病に冒されている。
主人公は、「ユニーク」と呼ばれる1万分の1の確率で生まれてくる普通の人間。つまりは、この世界にとっては変種のようなもの。「ユニーク」は周囲の人々に影響を与えることで、タイハイズムの進行を遅らせる事ができると信じられているのだが……

そのアイデアに惚れてしまいました。
ストーリーには何らかの悲劇性がないと共感しにくいものです。
滅び行く世界……なんとその響きの美しいことか。
(あ、別に滅びて欲しい訳じゃないですよ)
そして、そんな世界に生を受けた「ユニーク」の少年。
ああ、いいよぉ……。
(いや、別に異常者じゃないですから)
その点でこの作品はまさにアイデア勝ち。人を引きつける不思議な要素を持っていると言えるでしょう。

プレイ時間は約4時間ほど。
今回は体験版ということで1ルートのみという内容なんですが、ストーリー的にも面白いものだったので満足しています。ただし、ほとんどのギャルゲーへのほのかなアンチテーゼというコンセプトに照らし合わせてと言う意味ですから、コテコテのギャルゲーではないので覚悟が必要かも。全年齢向けですが、はっきり言ってほのかに変態です。よしきちは大好きですけどね。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 20:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『やっぴぃ/アウトサイダー 製品版・前編』

やっぴぃ/アウトサイダー 製品版・前編
制作:アリスとテレス工房
ジャンル:ハードボイルド・サウンドノベル
購入:コミックマーケット72

*  *  *

第一話『自殺カウンター』
「自殺カウンター、なにそれ?」
学校の黒板に書かれていた03の文字。
満奈美が語るには、その数字はこの街の自殺者をカウントしているらしい。

第二話『殺意ダイアリー』
やっぴぃが学校で拾った日記。
それは前の持ち主の殺意が込められた『殺意ダイアリー』だった。
それを読んでしまった三人は、ある第三者の殺人計画を知ってしまう。

(以上、制作者様サイトのストーリー紹介から転載)
*  *  *

よしきちのつたない荒筋だとネタバレになる可能性があるので、ここは敢えて制作者様のサイトから転載しました。つまりは、それだけ内容に危険な要素を孕んでいるってことでご理解の程を。ちなみにプレイ時間は約2時間。

本作、やっぴぃという少女の視点を通して日常が非日常へと変質していく様を描くという内容なんですが、コレがあまりにもブラックユーモアすぎて、一般的な感想としてはどうにも答えが出しづらいです。

構成的には、全6話の内の3話を収録した前編という位置づけ。完全にそれぞれの話が独立しているわけではなく、連作方式で物語が紡がれていきます。ジャンルの位置づけとしては、新伝奇でもホラーでもないと書かれていたので、もうハードボイルド物としか言いようがないのではないかと。トレンチコートのステレオタイプな探偵物という意味ではなくて、「反道徳的・暴力的な表現を感情交えずに冷徹に描き通す」って方の意味です。

漫画で言えば、伊藤潤二の作風が一番近いかも。あの怪奇漫画を読んで面白いと思えれば、こっちの方も楽しくプレイできるはずです。どちらにせよ人によって好みが別れるのは必至だと思うので、思い切って描いたぶん良い方向へ化けるかも。感想の答えを出しづらいだけに、完結となる後編を楽しみにしたい作品です。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 23:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『思い出のあの場所で』

思い出のあの場所で
制作:ゆきはうす
ジャンル:青春ファンタジー・ノベルゲーム
購入:コミックマーケット72

夏休みを目前に控えたある日、中根真哉は担任の先生から旧校舎の荷物の整理を命じられてしまった。やりたくもない仕事だが、断れば酷い目に遭うのは目に見えている。しぶしぶ教室内を片付けはじめた真哉だったが、そこへ少女の幽霊が目の前に現れて……

なかなかの佳作でした。
きちんとした分岐シナリオがあり、ルートは3つ。設定に少々甘いところがあったものの、ツボを押さえたシナリオと堅実な構成とで見事にカバーされています。作り込みもよくなされていて、プレイ時間も意外と膨らみました。合計で8時間ぐらいかな?目新しさはないものの、それ故に堅牢さがあり、十分楽しめる作品でした。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 21:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - |