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『夏目友人帳』第13話

JUGEMテーマ:漫画/アニメ 

夏祭りの夜には不思議な魅力があるようで、いろいろな人や妖達が集まって来ていましたね。なかでも子狐の元気な姿が見られたのは良かったなぁ。印象深いエピソードの一つだったので、その後が気になっていたんですよ。そしてニャンコ先生はお気の毒様。どこへ顔を出しても、夏目君のブサイクな飼い猫という位置付けなので師匠の威厳も何処へやら。しかし、ブサイクという言葉もここまでくれば立派な褒め言葉なのかも知れません。そして笹田さんの飽くなき追っかけ魂には感服しました。頑張れ委員長!

他の人には見えないものが見えてしまう夏目少年。でも、そんな彼には見えなくて、普通の人には見えてしまう場合だってあるんだよ、という花火のシーンは印象的でした。なんだか、今まで散々悩んできたことを全て洗い流してくれるような、そんな最終回。今期では文句なしに一番おもしろい作品でした。これは二期のほうにもぜひ期待したい。スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 12:45 | comments(0) | trackbacks(27) | - |

『アユミちゃん、セカイを救う!』

アユミちゃん、セカイを救う!
制作:アリスとテレス工房
ジャンル:サウンドノベル
購入:コミックマーケット74
死に損ないの達人・鉄川くんと、自称亀の美少女・アユミちゃん
そんな二人がセカイ――もとい如月町を救うため
連続失踪事件の黒幕・首狩りウサギとガチで殺し合う

というお話

伝統に則ってあらすじは制作者様サイトから転載しました(言い訳)

プレイ時間は30分ほど。立ち絵はなく、背景のみで物語が流れていきます。ある作品へのオマージュが込められているそうですが、僕はその作品(というか作家さん自体)を読んだことがなかったのでそれほど影響を受けるところは無かったかなと。だから、知っている人にとってはもっと感想が違ってくるんじゃないでしょうか。

主人公の元に現れた謎の美少女の、ちょっとエッチな言動が楽しいです。そんな彼女に引きずられるようにして展開していくストーリーも、多分読み手を置いてきぼりにしているんだろうけど、その割り切り具合が気前良すぎて好き。というか、それがこのサークルさんの持ち味なんでしょうね。しかし、ショートノベルということで、この作品で描きたかったと思われる「正義」のなんたるかは消化不良だったんじゃないかなぁと。今後のプロジェクトとして、イラストとシナリオが追加されるようなので、そちらの方に期待したいです。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

悲しみ奏でて。『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』

ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫 J も 2-1)
ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫 J も 2-1)
森田 季節
JUGEMテーマ:読書 

去年、図書委員で一緒だった神野君から電話がかかってきた。彼の告白によると、3年前に一人の女の子を殺してしまったことがあるらしい。でも、殺したはずの女の子のことを周囲の人は誰も覚えておらず、それどころか彼女が生きていたという証拠も全て消えてしまったのだという。私は、ある単語を聞いてすぐに気が付いた。だから彼の話を聞いても驚かないし、恐れもしない。だって、私もその女の子を殺したことがあるのだから……

何だろう、不思議な作品でした。オビに書いてあるほどロックや音楽が物語の中心にあるわけでもなく、かといって得体の知れない存在と戦うことが目的のストーリーでもなく。敢えて表現するというのなら、この作品に登場する3人の主人公たちの存在している空間そのものの雰囲気、というか空気みたいなものが芯に据えられていたのかなと。それぐらい、色々な要素が上手く溶け込んでいた作品でした。

そしてラストが素敵。こういうの好きなんですよね。読み手には暗い最後を暗示させておきながら、土壇場でそれをひっくり返すみたいな。それに3人の関係がとっても奇妙で面白いんです。マクロスFじゃないけど、君は誰とキスをする?的な滅茶苦茶な関係から、最後はちゃんと落ち着くところに落ち着いていたのがツボ。相手の些細な癖に目がいってしまう事から、自分が本当に好きだった相手にようやく気付く、という描写には思わず唸ってしまいました。タイトルの通り、甘くてちょっと苦い恋の物語。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 21:52 | comments(0) | trackbacks(2) | - |

『魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜』第12話

JUGEMテーマ:漫画/アニメ 

うーん。
どうなんだろう、このラストは?

正直言ってあまり共感は出来ませんでした。物語って基本的に「何かを得る」ことで結末を迎えて欲しいと思うんですよね。確かに豪太はサーファーとして世界を巡ることが出来たし、ほのみと黒田君は良い関係になれたみたいだし、ひよりも一人前の魔法士としての生活を送っているみたいです。でもそれは、ソラが死ぬことによって得たものでも何でもない訳で。

そう考えると、ソラのお父さんの「花嫁姿が見たい」という願いも、そういうことではなかったんじゃないかと考えてしまうんですよね。親なら当然のことですけど、恐らく、娘には長生きして本当の幸せを手に入れてもらいたかったんだろうなぁと思います。それを、魔法で一時の幻影で済ませてしまうというのはどうなんでしょう? 別に彼女の死が無駄だったと言いたいわけではなくて、これはストーリーの方に難点があったんだろうなと。ある程度予想はしていたものの、それでも視聴者を(良い意味で)裏切ってくれる結末が観たかったです。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 19:12 | comments(1) | trackbacks(14) | - |

『夏目友人帳』第12話

JUGEMテーマ:漫画/アニメ 

イカリングの中から顔を覗かせるニャンコ先生というのは卑怯だと思います。何故って、「可愛い」という形容詞以外に書きようがないからですよ!でっかくなったり小さくなったり、青ざめたり怒ったり、今回も先生は変化に富んで面白い。夏目にかけられた呪いの正体を見破ったヒノエという妖も、見た目は若干チリチリですが良い人物でしたね。大のレイコ(女性)好きというアブノーマルな面には貴志共々ドン引きでしたが、レイコの死を知って涙を流すシーンには少し胸を打たれました。やはり住む世界が違っても、好きな人を想う心には変わりはないんですね。

そして呪いのことで塔子さんに迷惑をかけまいと家を飛び出した夏目少年。人という存在が苦手だったけど、優しい人達と出会い、優しさを知った、というのは恐らく塔子さんたち藤原夫妻の事なんでしょうね。だから優しくなりたいと思えるようになったと。まだまだ友人たちとの会話にもぎこちなさが残る彼ですが、初めの頃と比べたら大分印象が変わりました。家に戻って塔子さんの雷を甘んじて受ける姿も、まんざらではない様子だし、その光景は本当の親子のようです。というか、貴志が気が付いていないだけで、当人以外はとっくの昔に彼のことを家族として迎え入れているんでしょうね。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 15:09 | comments(0) | trackbacks(32) | - |

『PERMANENT プレリリース版』

PERMANENT プレリリース版
制作:REAZ
ジャンル:伝奇ビジュアルノベル
購入:コミックマーケット74
秋の終わり。ちょうど季節の変わり目。俺は公園のベンチで夜空をのんびりと見上げていた。澄み渡る漆黒の背景に浮かぶ月はとても綺麗で、思わず見とれてしまうほどだった。今思えば、それが物語の始まり。

気が付くと月の中に少女の姿が浮かんでいた。辛うじて認識できたのは、それが空を浮遊しているらしいという事実だけ。夜空のような瞳でこちらを見下ろしていた彼女は、やがて静かに地上へと舞い降りてくる。

――そして俺は彼女に殺された。

殺された主人公が、何故かその犯人である少女の力によって幽体としてこの世に留まることになり、彼女の使い魔としてこき使われちゃう物語。プレリリース版ということで第4章までの収録。プレイ時間は約5時間ほどでした。

物語の途中で終わってしまうんですが、各章にちゃんとストーリーがあって、それぞれ余韻の残る結末を楽しませてくれました。特に第4章が良かったなぁ。こういうジャンルでは珍しく、男同士の美しい友情が描かれていて印象的でした。恐らく制作側が意図したと思われる箇所で、ちゃんとその美しい光景が思い浮かぶのがすごい。

少しだけ、結末に至るまでの過程を端折っている嫌いもあるのですが、暖かみのあるストーリーはすごく素敵。プレリリース版だけど、それでもいいと思わせてくれる力がありました。制作者サイトを見た限りでは、どうやら全面的に作り直すようですね。今から完成が楽しみです。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜』第11話

JUGEMテーマ:漫画/アニメ 

ほのみさん首席で卒業か……と思ったら名字がアイウエオ順の「あ」だから最初に呼ばれただけだったんですね。いやいや、黒田君は一週間どころかもっともっと修行させていいと思いますよ。そしてひよりは頑張れ!

今回は卒業式ということで、今まで厳しい表情を崩すことのなかった川田先生が良い笑顔を見せてくれましたね。特に、遅咲きだった豪太に対する力強くて優しい言葉はグッと込み上げるものがありました。でも、そういう場ではちゃんと帽子を脱ぐべきだと思いますよ緑川豪太君?

一ヶ月間という短い期間だったけど、最後のお別れは結構しんみりとさせられました。やはり川田先生の存在が大きいですね。教え子たちに、私たちはいつもここにいるから、と言って笑顔で送り出せる強さがね、もう、頼もしい限りです。みんな無事に卒業できたし、豪太の両親もよりを戻せたし、もう万々歳……といきたいところですが、でも、そうはいかないんですよね。ソラの、(別の誰かと)結婚してもたまには私のこと思い出して、と告白する姿があまりにも悲しすぎる。次回はいよいよ最終回、どうか、みんなが幸せになれるような物語に仕上げて欲しい……
posted by: よしきち | アニメ感想 | 03:30 | comments(0) | trackbacks(12) | - |

『夏目友人帳』第11話

JUGEMテーマ:漫画/アニメ 

大人げないニャンコ先生も可愛いから不思議。いやぁ、それにしても今回は良く動いていましたねえ。某崖の上の生き物並にポヨポヨしていたので画面から目が離せませんでした。そして捨て台詞も最高。なに白アスパラって。これほどしっくりする嫌なあだ名もあったものでしょうか。ご愁傷様です夏目少年。しかも久々に女子高生ニャンコ先生も登場し、まさに暴虐に限りを尽くしていました。あれでは見た目が綺麗なだけに文句も言えませんね。お気の毒です友人ズ。

今回はニャンコ先生の心の有り様を描いた話でした。強い力こそが全てだと日頃から語っていた先生ですが、夏目と共に様々な出来事を経験して、徐々にその考え方が変化していました。夏目とは縁を切ったのだから襲っても文句はないな、と予告してきた妖怪に対して、思わず撃退してしまう辺りがそれを物語っています。今回の出来事は、友人という関係を強く認識するきっかけになったんじゃないかなと。そして、本来ならば嫌いな存在であるはずの弱い幼い少女を助けていましたね。きっと自分の中の相反する意思を認めることが出来たのでしょう。相変わらず、可愛さと格好良さを兼ね備えた渋い存在です。でも加齢臭は何とかしないと(笑)
posted by: よしきち | アニメ感想 | 17:44 | comments(0) | trackbacks(31) | - |

ラノベ作家の奇妙な体験。『ばけらの!』

ばけらの! (GA文庫 す 2-1)
ばけらの! (GA文庫 す 2-1)
杉井 光
JUGEMテーマ:読書 

杉井ヒカルの隣人はオオカミっ娘。比喩表現ではなくて、正真正銘の狼女だ。そしてアパートの大家は神出鬼没の可愛い座敷童。たまに遊ぶ友人たちは、底なし胃袋の屍鬼(グール)や子作り精神旺盛の淫夢魔(サキュバス)、欲求不満の吸血鬼と全員人外のヒト?ばかり。昼間からパチンコしたり花見したり、夜は夜で麻雀大会開いたり、一体全体、おまえら仕事はどうしたんだと言いたくなるかも知れないけれど、大丈夫、実は彼ら全員ライトノベル作家だったのです。

本当に杉井先生は、こういう物語が得意なんだなぁと。ボトムズな人間たちが集まって、大した理由もないのに馬鹿騒ぎして、仲間のために笑ったり、仲間のために悲しんだりして、あげく、一人を救うためにみんなで頑張って、そして自分たちの居場所を守り抜く。まんま『神様のメモ帳』テイストな作品なんですが、そんなこと気にする事なく楽しむことができました。

一番好きな登場人物は、やはりイズナでしょうかね。尻尾の仕草一つ一つが可愛いのですが、見事なネトゲ廃人ぶりもツボです。あと座敷童子のつばさちゃんもいいなぁ。欲望に忠実で尚且つ言ってることがよく分からないエムさんも好き。屍鬼さんも良い人だしなぁ。ああもうみんなまとめて大好きと書いてしまおう。

発売前からメタ小説として話題になっていた本作ですが、それほど意識する事なく読み終えました。登場人物に一定のモデルがいるという事実は、知っていた方が楽しめるような気もしますが、それだけが話の魅力ではないことは確か。作者の暖かい友好関係が伺える、楽しくてちょっぴり切ない幸せな作品だったと思います。あと、杉井先生の作品を何冊か読んだことのある人なら分かる、ちょっと唐突気味な〈了〉の文字も、今回は仕掛けとして働いていたことに驚かされたりしたので一応書き留めておこうかなと。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 23:27 | comments(0) | trackbacks(1) | - |

『ナイ・アン・デ 〜Night and Day〜』

ナイ・アン・デ 〜Night and Day〜
制作:ノンリニア
ジャンル:サイコサスペンスビジュアルノベル
購入:コミックマーケット74
陽一たちは目を覚まして愕然とした。数時間前まで、親しい友人や尊敬する先輩とともに学校に泊まり込み、楽しく鍋を囲んでいたはずだった。それなのに、いつの間にか目を覚ますと、そこには自分たち以外誰もいない世界が広がっていたのだ。街の灯は落ち、住人の気配もまるで感じられない。自称名探偵の女友達、浦澤深夜が事件解決に乗り出すのだが、そんな彼らの背後には確実に惨劇が迫っていた。

プレイ時間は16時間ほど。結構長いんですが、物語の展開が面白くてほとんど中断することなく最後まで読み終えました。サイコサスペンスと名が付くだけに惨劇シーンの描写や演出が秀逸。特に、TURN2のラストはかなり来た。頭の中が一瞬弾けて、それから一気に恐怖や嫌悪や驚喜などの感情が雪崩れ込んでくる感じ。ただし、全体的にかなりグロテスクな描写が多いので、そういう流れが苦手な人は注意が必要です。

とても歪(イビツ)で、とても残酷な物語――とでも表現したものでしょうか。面白いのだけど、グッとくるものがあるんだけど、やはり有名作品の流れに呑み込まれてしまった感が否めない部分も少々あります。あと、結末に至る過程も同様に。でも、少しずつ謎を明らかにしていく手法や、予想のつかない展開、そして読み手の期待を否応なく煽る文章は、それだけで十分にこの作品の高い価値を決定づけているのではないかと。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - |