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『Crown』

Crown
制作:遊牧生活
ジャンル:SF短編・ビジュアルノベル
購入:コミックマーケット74

どうやら長いあいだ眠っていたらしい。
目を開くと、モノクロの世界の中に少女が一人。
ヒューマノイドたる私は一体、何をするべきなのか。

短編、ということでプレイ時間は30分ぐらい。
派手さはないものの、主人公である「私」の視点が今どのように見えているのかを表現するという、視覚に訴えた演出方法が面白かったです。開始当初、何で画面がモノクロなの?と首を捻っていたのですが、途中からようやくその事に気が付いて(遅)素直に感心してしまいました。

物語は「私」と少女との平坦な日常が描かれることで進んでいくんですが、それほど派手な出来事もなく最後を迎えます。あくまでも「私」の視点からしか物事を計りようがないので、何が起きたのかとか、それでどうなったのかとかは分かりません。でも、最後まで読み終えた後、ああ、読み手側に色々考える余地を残してくれたのは有り難いことだなぁと、ふとそんな感想を抱きました。人にもよるかと思いますけど、想像次第で良い未来・悪い未来どちらも選べる作品ではなかろうかと。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 21:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜』第8話

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

今回で取り敢えず黒田君と豪太の問題は解決したという事なのでしょうか。九十九里で起きたイルカの大量遭難。社会的道義が問われるだけに、国防などへの関心が高い黒田君の復帰は必然的だったのかもしれません。寧ろ、彼にとってはちょうど良いきっかけだったのでしょうね。登場があまりにもキザですし、ちょっと狙った感も否めません。ほのみも惚れ直していたご様子で、何だかんだ言ってお似合いなのかも。

豪太の方は、実はかなりの能力の持ち主だったようですね。てっきり、みんなの能力を増大させる補助魔法系の方面で才能を開花させるかと思っていたんですが、ソラの力添えで素直に魔法が引き出せるようになっていました。特に海に思い入れがあったというのも一つの要素だったのかも知れませんね。当面の問題はこれで解消されたようなので、そろそろソラ本人の物語に話が集中していきそうな予感。来週は豪太との関係が一歩前進?
posted by: よしきち | アニメ感想 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(8) | - |

『島乃音〜体験版〜』

島乃音(シマノネ)〜体験版〜
制作:ダイナマイトバンディッツ
ジャンル:ノスタルジーサウンドノベル
購入:コミックマーケット74
俺は数年ぶりに眞也島の土を踏んだ。全島民の立ち退きが一ヶ月後に迫る中、ある理由で戻って来ざるをえなかったからだ。久しぶりに会った島の人達は、あまり昔と変わっていなかった。だけど、その中に俺の居場所はない。昔よく遊んだ友人達も、再会を懐かしんでくれるけど、何かぎこちなくて……

何故か孤島殺人系の紹介文みたくなってしまったのですが、ジャンルはノスタルジーサウンドノベルです。主人公たちの友情を軸にして少し不思議なお話を、的な雰囲気。プレイ時間は約50分ほど。体験版なので途中で終わるんですが、それがあまりにも突然だったためちょっとビックリしました。

主人公と、彼の元飼い猫を自称する少女とのやり取りが、なかなか楽しめます。それが上手くコントラストになっているのも一つの要因でしょうかね。過去の話と、現在の複雑な心境、そして微妙に噛み合わない島の空気との織り交ぜ方が良くできていて、物語にも素直に入り込むことが出来ました。友人達が抱えているものが何なのか、そして、主人公の複雑な事情がそこにどう絡んで、どのようにラストへと導かれていくのか楽しみです。あと、そこへ猫耳少女の存在がどう関わるのかも。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 01:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『夏目友人帳』第8話

JUGEMテーマ:漫画/アニメ 

蛍のあやかしと人間との恋のお話。
たとえ章史さんが妖怪を見る力が維持できていたとしても、結局はお互いに生きる時間が違うわけだから、叶わぬ恋だったんですよね。ホタルが彼に会うために元の姿へと還っていましたが、それでもこの存在の壁は越えられないわけでして。どうにも切ない物語です。山神様と女性との行く末はどうだったのでしょう? 無理だとは分かっているんですが、人と妖怪との幸せな結末も見てみたい気がしました。

今回、以前は妖怪を見ることが出来たという男性に出会って、夏目少年は随分と悩んでいたようです。友人帳と出会う前だったら、この事実は救いになったかも知れません。しかし、妖怪達に多少なりとも親近感を抱きつつある今の彼にとって、見えなくなることは、一つの世界を失うことに等しいのでしょう。妖怪が見えなくなり、想い人を一心不乱になって探し回る章史さんと、側にいるのに見て貰えない、さわることも出来ないホタルの悲しげな姿が印象的です。夏目少年は、2人の関係に自身の未来を重ねてしまったのかも知れませんね。しかし、恋の思い出を追いかけて空へと消えてしまったホタルの姿に、それでも残るものがあるんだと結論を出すところが彼らしいなぁと。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 20:34 | comments(0) | trackbacks(29) | - |

『TAIHAism -タイハイズム-』

TAIHAism-タイハイズム- 完成版
制作:Giant Ant Unit
ジャンル:ギャルゲー(全年齢)
購入:コミックマーケット74

行きすぎた文明の進歩によって、人々は生きるすべを機械に全て奪われてしまった。働く苦みも、病の苦しみも、生きる苦しみも、何も心配することがなくなったのだ。お陰で最初の頃は自殺が当たり前のように流行し、世界の人口の半分はそれで死んだ。タイハイズムというのはそれらの精神的な病を総称した名前で、今や生まれてくる者の大半がこの病に冒されている。

1万人に一人の確率で生まれてくると言われている、タイハイズムに感染していない存在「ユニーク」。プレイヤーはそのユニークの少年として、滅びかけた世界を生きていきます。そこには男女共学の学校があって、周囲には幼馴染みや色々な属性を持った女の子達がいて、家では血の繋がらない姉妹が同居していて、登校途中で女の子とぶつかったり、みんなでパーティをしたり、恋をしたり、嫉妬されたり、世界を救う方法を探したりと、いろんな出来事を体験します。だけど、その先に待っているのは、必ずと言っていいほど、期待したものとは違う結末。そんなゲームです。ギャルゲーと書いてありますけど、「ほとんどのギャルゲーへのほのかなアンチテーゼ」と謳っているだけに、一筋縄ではいかない物語です。

一通りのプレイ時間は、2巡目以降の共通シナリオの部分を除いて約16時間ほどでした。制作サークルさんのサイトでも総プレイ時間18時間+αとあったので、恐らくそれほど的外れでもないかと。

全てクリアした後の感想としては、まず後悔。
内容がどうこうという意味ではなくて、純粋に『もっとこの物語を続けたかったのだけど、全てを見るにはもっと時間がかかるから』という意味です。人生にちょっと似ているかも知れませんね。過去を振り返って、「ああ、あの時はこうしておけば……」と思うことが何度かあるはずです。この作品はそんな感傷に浸らせてくれました。イベントCGもしっかりしているし、ここぞという所で、メインテーマが響くんですよねぇ。手のひらに落ちてきた雪の結晶、などと柄にもなくそんなイメージを抱いてしまいました。今後、時間をかけて、少しずつやり残した部分を探していきたいと思います。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

帰巣。『さよならピアノソナタ 3』

さよならピアノソナタ 3 (3) (電撃文庫 す 9-9)
さよならピアノソナタ 3 (3) (電撃文庫 す 9-9)
杉井 光
JUGEMテーマ:読書 

哲朗の代わりに蛯沢千里の公演に行くことになった僕は、ペアチケットのもう一枚を真冬に渡そうと考えた。だけど、その一枚のチケットを巡って何故か先輩・千晶を巻き込んだ争奪戦が始まってしまい、その決着は今度行われる学級対抗の合唱コンクールの勝敗で決めるということに。先輩は本気みたいだ。クラス委員長の命により指揮者に選ばれてしまった僕は、どうにか先輩のクラスに対抗しようと真冬に伴奏を頼んでみるのだけど……

4人目ですよ、奥さん。いや、特に意味はないんですけどね。ユーリという本来ならば恋敵である少年すら魅了してしまうナオミって一体!とか思ってしまうんですけど、今回は彼の良いところがたくさん読めたのでまあ良しとしましょう。合唱の時も、体育祭の時も、文化祭の時も、いつも最後に良いところを持って行ってしまうのが心憎い。特に部活対抗リレーに出走したときの、あの手に汗握る戦いが印象的でした。そして、「評論家はDJ」という話の流れには考えさせられるところが多々。私なんかは感想をグダグダと書き連ねているだけの人間なので、気負いというものは感じたことがないんですが、実際に職業としての評論家っていうのは難しい立場なんだなぁと。直巳が出した答えには妙に納得してしまいました。

今回、真冬の指が動くようになったことを巡って起こる彼女と直巳との心のすれ違いが、物語全体にちりばめられているんですけど、ラストで曖昧ながらも互いの気持ちを確認することが出来たのは良かったです。胸のつかえがとれた、とでも言いますか。いらん子・哲朗が今までになく親父らしいところを見せてくれたり、クラス委員の寺田さんが絶対神ぶりを発揮したりと、脇を固める人物も掘り下げられてきたばかりだし、2人の関係が曖昧なままに終わったということは、次回作もあるんでしょうかね。期待です。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 21:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜』第7話

JUGEMテーマ:漫画/アニメ 

依頼者は魔法のことなんて知らないくせに身勝手、と主張する黒田に対し、全く相容れない態度をとるほのみ。今回の出来事で、彼女が単なる自信家ではなくて、とても強い人間だということが分かりました。もちろんほのみだって自分勝手な依頼を受けなければならなかったはずです。なのに、魔法遣いであることに奢ることもなく、依頼者を尊重した態度を貫くことが出来るのも、彼女の信念の強さ故なんでしょうね。

社会の中で生きていく限り、必ずついて回る理不尽な出来事。もしかしたら、黒田や豪太が経験したような依頼は、納得の行かない、解消のしようがないものとして、一生心に残ることになるかも知れません。物語としては物足りない結果でしょうけど、ほのみの言う通り、理不尽でもミスはミスだと認めて、今後の自分に反映させていくしかないんですよね。現実に対してある一定の慣れを覚えていくことが、果たして良いことなのか悪いことなのかは判断できませんが、まだ大人の一歩を踏み出したばかりの彼らが、特に黒田が、今後どのような岐路を選択するのか注目したいですね。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 11:28 | comments(0) | trackbacks(12) | - |

『夏目友人帳』第7話

JUGEMテーマ:漫画/アニメ 

母を亡くし、森の中に一人で生きていくこととなった子狐。悲しんでばかりはいられないと自身を正し、明るく未来を切り開いていこうとする姿勢に心が温まります。でも妖怪達の間にも弱い者イジメが存在しているようですね。役立たずというレッテルを貼られて迫害を受けていた子狐ですが、救いの手を差し伸べたのは、皮肉にも同胞ではなく人間の夏目少年によるものでした。

彼もはっきりとした変化が見えてきましたね。まだまだ周囲の人達に対する接し方はぎこちないものの、おじさんおばさんの好意を素直に受けたり、気兼ねなく接するようになったりと、物語の最初の頃に比べて大分考え方が変わったようです。誰に促されるわけでもなく、夏目が自分の意思で子狐を助けに入った場面などは、観ていて胸の空く思いでした。相手が低級妖怪だったからなんでしょうけど、まさに正義の味方みたいで格好良かったです。

そんな夏目に心惹かれて、子狐は彼を捜す旅に出るわけなんですが、恐らく初めて森を出たにも拘わらず、その目には怯えや恐怖などの色はなく、どこまでも純粋に澄んだままでした。彼の家にたどり着き、そこに明るい家庭の中でにこやかに微笑む夏目貴志の姿を見た後でも、決して自身を蔑むようなことはせず、ただ「夏目は一人で寂しい思いをしていなくて良かった」と気丈に考えるその姿に心打たれました。男子たるもの、と自身を奮い立たせていましたけど、本当に雄なんでしょうかね。なんか恋する女の子のようで可愛くも見えてしまいました。親分と子分ではない、友情で結ばれた2人の関係がいつまでも続くことを願いたいですね。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 03:06 | comments(0) | trackbacks(31) | - |

『劇場版 空の境界』第五章 矛盾螺旋

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

早速観に行ってきました。さすが本作最大の枚数を誇る章だけあって、映画も今までの約二倍、一時間五二分というボリュームでした。

まず驚かされるのが、前後に交錯する複雑に絡み合った時間軸と、しつこいと感じるほど繰り返される場面の数々。はっきり言って、前半を観た限りでは何のことだかよく分かりませんでした。しかし、後半に入って終わりも見えてきた頃になると、ようやく理解できてくるんですよね。原作では、物語が複雑に絡み合いながら時間軸に従って収束していくのに対して、映画版では時間軸が複雑に絡み合いながら、それぞれの物語に従って収束していくということを。原作を一度バラバラにして、臙条巴サイド、黒桐サイド、双方を独立した形で描いた後、物語の解決に導いていくという構成になっているわけでして。なかなか面白いアレンジの仕方だなぁと思いました。原作を知らない人でも、楽しく観ることが出来るんじゃないでしょうか。ただし、前半の繰り返しの場面を乗り切ることが出来るかどうかで評価が変わってきそうな気がします。あと、かなりグロテスクなシーンがあるのでそちらの方も注意が必要です。

そして、エンディング後の後日談には和まされました。引き続いて始まる次章予告では、かなり狙った作りがされているので、次章に対しても期待がふくらみます。今回はテアトル新宿ではなく、テアトルタイムズスクエアで観てきたんですが、こちらの方が席に余裕がありましたし、それにテアトル新宿に比べてスクリーンの大きさも大きいので、楽しめるのではないかと。夕方からの回もあるので地方の人間にも優しい感じです。次章もこちらでお願いしたいんですが……。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 20:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

今回もやります。

行ってきましたコミケ。
今回は同人ゲームだけ探しに行ったので、そんなに早く行く必要もなかろうと油断していたら、思いっきり炎天下の中を1時間半ほど歩く羽目になってしまいました。首の後ろがヒリヒリします。まあ健康的で良いんですけどね。

35枚の作品

さて、今回も同人ゲームのレビューを書いていくつもりです。
ただし仕事の都合などで更新速度は非常にゆっくりだと思います。冬コミ前までには全部プレイできればいいかな?みたいな考えですので悪しからず。

今回も多くの面白い作品と出会えることを願って!
posted by: よしきち | 雑記 | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - |