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明日に向かって撃て!『ガン×スクール=パラダイス!』

ガン×スクール=パラダイス! (集英社スーパーダッシュ文庫 ほ 2-1)
ガン×スクール=パラダイス! (集英社スーパーダッシュ文庫 ほ 2-1)
穂邑 正裕

幼なじみの美久が突然学校を辞めると言い出した。理由を聞こうにも、突然始まってしまった学校のイベントのお陰でそれどころではない。実銃そっくりのモデルガンでサバイバルゲーム――今まで外部に知られることの無かった本校の伝統行事らしいのだ。
「勝てば校則を一つだけ決めることができる」
それが、このゲームの勝者に与えられる権利。生徒達が次々と争いに身を投じていくなかで、美久を引き止める方法を考えてみた。そうだ、学校を面白くすれば、美久が学校を辞める事を考え直すかも知れない。そんなわけで藤山晃太は立ち上がる。このゲームに勝って、彼女のための楽園を作るために――

気になるあの子のために高校生が銃を持って大暴れなスラップスティック・ラブコメディ。本作は第6回スーパーダッシュ小説新人賞の「佳作」受賞作、作者は穂邑正裕さん。

あ、あほらしぃぃぃぃぃっ!
……でもステキ。
思わずそう叫んでしまいそうな快作でした。無口でちょっと凶暴な幼なじみのために、銃(注:モデルガンです)を手にとって学校を駆け回る主人公にベタ惚れです。随所に織り込まれたギャグも、人それぞれ好みはあるでしょうがよしきち的に大ヒット。夜勤の合間に読んでいたので、笑いを堪えるのに必死でした。

中でも特筆したいのが、登場人物達の個性。もう、一人たりとも個性の薄い人がいないんですよね。コマンドサンボを使いこなす「幼なじみ」、ラテンのノリで周囲をドン引きの嵐に巻き込む「元先輩・いま同級生」、バット片手に任侠道を突っ走る「公認番長」、悲運のバカ殿様「生徒会長」、そして暴走特急の「主人公」。中でも一際異彩を放つのが、ショットガンで容赦なく生徒を吹き飛ばす「学ラン教師カワダ」と、恐らく本作一の狂気を見せつけてくれる「ターミネーター綾峰」。2人の活躍にはただただ笑うしかありませんでした。ああ、いつか自分も言ってみたい、「自分、不器用ですから」と。

まあ、ギャグばかり強調してしまいましたが、そんな乱戦の中でもしっかりと少年少女の恋模様が描かれていたのが嬉しいところです。ガンスターと呼ばれる学校公認のサバイバルゲームに関しては、やや(というかかなり)設定に無理があるような気もするのですが、そんなことが気にならなくなるぐらいに楽しませて貰いました。まだ主人公達の年齢設定にも余裕があるので、続編にも期待したいところです。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 14:38 | comments(0) | trackbacks(1) | - |

『ひぐらしのなく頃に解』第12話

富竹と鷹野が殺された。しかし、大石は鷹野の死体に不審を抱き、偽装殺人ではないかと推測する。鷹野が犯人なのかも知れない、その推察に梨花は戸惑う。一体、誰を信じたらいいと言うのか。その後梨花は、警察の保護を求めるべく大石に電話をかけるが、その内容を部活メンバー達に聞かれてしまった。彼女のことを心配する圭一達の姿を見て、梨花はようやくこの雛見沢の秘密について話すことを決意するのだが……

ようやく雛見沢の秘密が語られるときがやってきました。村を離れれば発祥するという病気の存在、それを研究し利用しようとしている組織の存在、そして、雛見沢症候群の女王感染者という存在。梨花の住む雛見沢から離れれば、感染者の住人は次々と発祥し、狂気に呑み込まれていってしまうという事実。つまりは、村を離れなかった者だけが正気を保って来れたと言うわけで。法事で村から離れてしまった圭一、両親の離婚で引っ越してしまったレナの発症原因がコレにあたります。疑心暗鬼が膨らんで……というのは魅音と梨花以外の部活メンバー全員に該当していることでしょう。雛見沢症候群を利用しようとする組織の陰謀も徐々に明らかになり始め、ますます目が離せなくなってきましたよ。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 13:42 | comments(0) | trackbacks(11) | - |

『School Days』第12話

School Days 第1巻(初回限定版)
School Days 第1巻(初回限定版)

感想こそ書いてはいなかったものの、しっかりと視聴していたんですよ。
で、実際にTVKで放送休止になったときも、城とボートしか録れてなくて結構腹立たしく感じていたりしたんですよね。でもね、もう、コレはヤバイと。放送休止になったのも結構うなずけるなと、今、しみじみ思っているわけですよ。

あらかじめAT−Xと契約しておいて視聴開始。
        ↓
取り敢えず、誠の非道な仕打ちに憤りを覚える。
        ↓
そして言葉はやっぱりまだ病んでいるんだなと理解。
        ↓
ああ、世界がすごく可哀想だとメソメソ(泣)
        ↓
……あっ!やばいよ!やばいけど……でもザマァ見ろ誠。
        ↓
え!そこでカミサマは許した訳じゃないの!?
てか、屋上に呼び出し!?
まさか……
        ↓
ぎぃやあああああああああっ!
バックの中に何が入ってるの!? ねえ、何が入ってるのさ!?
        ↓
うわあああああん!
「中に誰もいませんよ」って、それどこからのカメラ視点なんですか!
それで海につながっちゃうの?
それでいいんですか言葉さん!
誰か、誰か助けてください!
引きつった顔が元に戻りませんよぉ!

取り敢えず、放送休止という判断に納得がいきました。
たしかに、この最終回だけはヤバすぎです……
posted by: よしきち | アニメ感想 | 22:19 | comments(0) | trackbacks(51) | - |

『ながされて藍蘭島』第26話

ながされて藍蘭島 其之壱 (初回限定版)
ながされて藍蘭島 其之壱 (初回限定版)


う、うぇえええっ!
何ですかこのオチはっ!
ってか、男だらけの島なんて死んでもゴメンですよっ!

兄貴が女の子だらけの島でウハウハしていたとき、妹は「どきっ!男だらけの藍蘭島」でウハウハしていたって事ですか!?
ってか清水理沙って誰? 新人? 分からないッスよ!
しかもあっさりとお別れしちゃうし! それでいいのか仲良し兄妹!
なんてこったい、突っ込みたいところがあるのに多すぎて処理しきれない!

……録画したものを夕飯食べながら視聴していたのですが、あまりの突っ込み所の多さにご飯が喉を通りませんでした。しかもラストに何気なく登場していた新キャラって誰ですか? 原作を読んでいれば分かったんでしょうが、それにしてもカオスな終わり方だったなぁ……。

しかも来週からはネギマの実写って……。
テンションが激しく下がってしまいましたよ。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 19:57 | comments(0) | trackbacks(20) | - |

『TAIHAism-タイハイズム- 体験版』

TAIHAism-タイハイズム- Trico Trial Version
制作:Giant Ant Unit
ジャンル:ギャルゲー(全年齢)
購入:コミックマーケット72

行きすぎた文明の進歩によって、人々は生きるすべを機械に全て奪われてしまった。働く苦みも、病の苦しみも、生きる苦しみも、何も心配することがなくなったのだ。お陰で少し前までは自殺が当たり前のように流行し、世界の人口の半分はそれで死んだ。タイハイズムというのはそれらの精神的な病を総称した名前で、今や生まれてくる者の大半がこの病に冒されている。
主人公は、「ユニーク」と呼ばれる1万分の1の確率で生まれてくる普通の人間。つまりは、この世界にとっては変種のようなもの。「ユニーク」は周囲の人々に影響を与えることで、タイハイズムの進行を遅らせる事ができると信じられているのだが……

そのアイデアに惚れてしまいました。
ストーリーには何らかの悲劇性がないと共感しにくいものです。
滅び行く世界……なんとその響きの美しいことか。
(あ、別に滅びて欲しい訳じゃないですよ)
そして、そんな世界に生を受けた「ユニーク」の少年。
ああ、いいよぉ……。
(いや、別に異常者じゃないですから)
その点でこの作品はまさにアイデア勝ち。人を引きつける不思議な要素を持っていると言えるでしょう。

プレイ時間は約4時間ほど。
今回は体験版ということで1ルートのみという内容なんですが、ストーリー的にも面白いものだったので満足しています。ただし、ほとんどのギャルゲーへのほのかなアンチテーゼというコンセプトに照らし合わせてと言う意味ですから、コテコテのギャルゲーではないので覚悟が必要かも。全年齢向けですが、はっきり言ってほのかに変態です。よしきちは大好きですけどね。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 20:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

『ひぐらしのなく頃に解』第11話

圭一達が差し伸べた救いの手を、沙都子は受け取った。大石の機転により鉄平も迅速に逮捕され、再び部活メンバー達の間に平穏が訪れる。だが、運命に抗うことを改めて決意する梨花に対し、羽入はどうも浮かない顔をしていた。綿流しの夜、梨花は富竹と鷹野を惨劇から回避させるべく警告を与えるのだが、「雛見沢に巣くう強い意志」は全て予定通りに計画を推し進めていて……

いよいよ皆殺し編も佳境に入ってきました。運命は自らの手で切り開くことができるのだという強い意志を梨花に宿らせる事で、今後の展開を大きく左右させる重要な役割を彼女が担うことになります。雛見沢に巣くう強い意志の正体もようやく姿を見せ、これから物語はますますヒートアップ、雛見沢は、「一つの終末」に向かって一気に突き進んでいくことになるでしょう。放送休止騒ぎもありますが、取り敢えずTVKは予定通りに放送をしてくれたので胸を撫で下ろしているところです。それでも一週遅れですが。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 13:13 | comments(0) | trackbacks(5) | - |

『ひぐらしのなく頃に解』が放送休止って……

どうやら東海テレビで「ひぐらしのなく頃に」が放送休止になったようですね。恐らくはあの「親殺しの事件」の影響だと思うのですが、コレはちょっとおかしいのではないかと感じた次第で。まあ、あまりこういう問題には首を突っ込みたくない性格なんですが、これはどう見ても偏見としか思えないので急遽記事にすることにしました。

今朝、某スポーツ新聞で「親殺しの事件」に関する記事が載っていました。そこにはスクールデイズの放送休止に関する話題と共に、「ひぐらしのなく頃に」が犯人である少女に対して影響を与えたのではないかという憶測が『サブカルチャーに詳しい人物』の有り難い解説と共に掲載されていました。まあ、名前は直接挙げずに暗に匂わせる程度だったのですが、どう見ても「ひぐらし〜」を標的にしているのは明らかな感じだったわけです。

そこへ来て東海テレビの放送休止。
これにはどうしても首を捻らざるを得ません。恐らく「ひぐらし〜」を知らない人達にしてみれば、そのアニメは少女が平気で人殺しをするような異常な作品と思われているのかもしれません。ですが、「ひぐらし〜」がそういう作品でないことは、作品全部を通してプレイしたことのある人間なら誰もが知っているはずです。

何度も間違った道を歩みながらも、それでも正しい道を求めて運命を切り開いていく少年少女達の物語。

それが「ひぐらしのなく頃に」という作品なんだと。
声を上げて伝えたいわけですよ。
どうか、この声が「ひぐらしのなく頃に」を知らない人々に届いてくれることを切に願っています。決して、残酷さを楽しんだりするような作品ではないことを知ってもらいたいのですが……
posted by: よしきち | 雑記 | 23:57 | comments(6) | trackbacks(0) | - |

『ながされて藍蘭島』第25話

うわわ、クオリティ高!
グリグリ動くし! コロコロ表情変わるし!
作画監督によってこんなに違うものなのかっ!

……というわけで最終回の一歩手前となりました。
行人を島から出さないようにちかげ達が盛大な妨害工作を働くわけですが、コレがまた全く妨害になってないから楽しいですね。愛(?)の力で巨大迷路を完成させたりんも、何だかんだで丁寧に道案内まで立てていたし、ゆきのはただ道に迷っていただけだったし、おまけにかなり悪代官顔だったちかげもあっさりと自爆。いい表情だったんだけどなぁ、ちかげ。

後半では怒濤のバトル展開。島のぬし達と戦いを繰り広げるわけですが、梅梅&東野さんコンビは最強かも知れません。パン太郎は相変わらずキモイし。まちの謀略も、しのぶの天然パワーには勝てなかったようで静かに失敗。というか、マジ顔のしのぶは超顔コワっ!目つきがただ者じゃありませんよ。あれは戦いの中でしか生きられない者の目ですよ。あっさりと猫軍団に勝利し、最後は島最強のぬしであるからあげと対決。ここでようやく行人の出番が回ってきました。ようやく主人公らしくなってきたなぁ、彼も。次回はいよいよ最終回。このクオリティのままでラストまで突っ走って貰いたいですよ。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 20:42 | comments(0) | trackbacks(17) | - |

勇者様の初恋。『世界平和は一家団欒のあとに3』

世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)
世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)
橋本 和也 

初恋の経験が全くないという軋人。そんな彼の前に、銀の錫杖を持つ不思議な美女が現れた。彼女の名前はエルナ。異世界を救った元勇者である父・耕作と、異世界のお姫様だった母・志乃の知り合いなのだという。つまりは彼女も異世界の人物なわけで、当然のことながら家に招いて歓迎会を開くことに。だが、家に帰って来た父の態度は、どこかよそよそしくて腑に落ちない。疑問を抱いた軋人は、そのことを問いただそうと父と向き合うのだが、事態は思わぬ方向へと動き出して――

世界の平和維持を押し付けられた星弓家の物語。作者は第13回電撃小説大賞〈金賞〉を受賞した橋本和也先生。本作品はその受賞作の第3作目にあたる。

いやー、相変わらず安定感のある面白さを持つ作品でした。今回のテーマはなんと言っても「世界を救った勇者とお姫様のその後」でしょう。毎回のことながら、その物語の切り口には驚かされてしまいます。誰かが思いつきそうだけど、結局誰も描くことのなかった物語とでも言いますか。

「家族」というのがシリーズを通しての一貫したテーマだろうとよしきちは思うのですが、今回はまさに、父・耕作に拍手を送りたい気分です。女ったらしで、ええかっこしぃで、滅多に家に帰らない父親なわけなんですが、物語の終盤で軋人達に向かって言い放つ「お前たちは私のかけがえのない宝物だ」という台詞には、不覚にも胸を打たれました。今時、こんなストレートな愛情表現なんてありませんよ。

それに主人公の軋人。彼も今回はいろいろな意味で一回り大きくなります。父と子の関係はもちろんですが、彼が初めて味わうこととなる淡い初恋の思い出は、読んでるこっちまで切なくなってきました。ラストの別れ方はベタだけど何故か泣けてくる・・・。
 
ああ、何でこのシリーズはその後のお話が気になるんでしょうね。それだけゲストキャラの個性が生きているってことなんでしょうか? そろそろ軋人と香奈子の関係もステップアップの時期に来ているようですし、今だ脇役としてしか登場していない彩姉ぇの事も含めて、今後の展開が楽しみですよ。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 17:26 | comments(0) | trackbacks(4) | - |

『ひぐらしのなく頃に解』第10話

祭りの打ち合わせの場で沙都子の救出を訴えようとした圭一達は、今まで誰が自分たちの行動を阻害していたのかに気がつく。それは、「オヤシロ様の祟り」に名を借りた村人達の疑心暗鬼からくるもの、ダム戦争から続く忌まわしい記憶がそうさせているのだった。根本的な部分から変えていかなくてはいけないと感じた圭一は、雛見沢の御三家のなかでも最大の規模を誇る園崎本家へと乗り込む。そこで待ちかまえていたのは、魅音と詩音の祖母であり現頭首の「お魎」、圭一は沙都子のことを助けて欲しいと彼女に訴えるのだが――

運命を切り開こうと奮闘する圭一に加え、直感的に今までの世界の出来事を感じ取るレナの存在も際だってきました。彼女の助言があるからこそ乗り越えられた部分もあり、今後の活躍が期待されるところ。今回はついに園崎家をも突き動かし、児童相談所が重たい腰を持ち上げました。しかし、今までのままだったら沙都子が拒否してくるのは必至、救いの手を取るかとらないか、それが次回の見せ場となりそうです。

どうでもいいことですが、お魎はツンデレだと思います。
posted by: よしきち | アニメ感想 | 10:23 | comments(0) | trackbacks(5) | - |