JUGEMテーマ:読書
俺の名前は佐々木与四郎。ちょっとした超能力が使える高校生だ。超能力を使い、俺は学校の平和を守るヒーローとして、校内でも大人気だ。――すまん嘘だ。むしろ学校内の風紀を乱す根源として佐々木シフトなる包囲体制をひかれるくらいに人望がある。というのも、とある理由で学校でも指折りの可愛い女の子たちに囲まれているからな。最終的についたあだ名は「淫獣」……さすがに酷くない? そんな中、ナナさんの双子の弟・ヒカルが突然「ミス研」に入りたいと言い出してきた。その理由は――二葉に興味を持ったから!? えっと、俺はいったいどうすりゃいいんだ? 新感覚超能力コメディ、ラブ増量で人気も増量(?)の第2巻が颯爽と登場!
(本作あらすじより)
第四回MF文庫Jライトノベル新人賞で佳作を受賞した
相変わらず周囲から顧みてもらえない与四郎が可哀想すぎる……。好みの問題なんだろうけど、主人公が捻くれているわけでもないのに全く報われないとか、忌み嫌われているとか、そういう不条理な不幸設定がすごく苦手なんですよね。とはいえ、後半になってくると徐々に女性陣の本心も垣間見えてきて、結構イイ感じの雰囲気になるので、今後の展開に期待したいところです。今回のメインであるナナさんや、その弟との騒動の顛末は、そこまで伏線が張られているとは思っていなかったので驚き。次巻では、個人的に気に入っているニーナがメインになるようなので楽しみです。