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命がけのゲーム『アリフレロ―キス・神話・Good by』

アリフレロ―キス・神話・Good by
アリフレロ―キス・神話・Good by
中村 九郎

ちょっと変わった趣味を持つ少年・三井川正人は、左腕に神話が降ってくるという少女・小桜冬羽から死の宣告を受けてしまう。するとその通り、白いメイド姿の怪物女に襲われていきなり生命の危機に。
だが、そんな正人の目の前に、手斧を持った不思議な少女が姿を現す。黒向日葵(くろひまわり)と名乗った彼女は怪物の前に立ちふさがり――しかし結局助けるんだか助けないんだかよく分からないままに逃亡、やっぱり正人は再び生命の危機に。挙げ句、その体をバラバラにされてしまうのだが――。

神々が始めた残酷なゲーム――それに巻き込まれた少年と、呪われた少女の運命を描く。著者はデビュー3作目の中村九郎さん。レーベルはスーパーダッシュ文庫。

あとがきに書かれているとおり、散々迷宮を彷徨った後にようやく日の目を見ることが出来たんだと感じさせられる作品だった。なにしろ構成が無茶苦茶。登場人物の性格や立ち位置はコロコロ変わるし、そもそも作品の重要な仕掛けであるはずの神話の遺産というのが結局何だったのかよく分からない。一つの小説としては、重大な欠陥を抱えているとしか言いようのない読後感だった。

だが、なんと言えばいいのだろう。読んでいて不思議と本を閉じる気分にはならなかった。キャラクターが不思議な魅力に満ちあふれ、あまり厚いとは言えないストーリーを補っている。彼等の口から飛び出る滅茶苦茶な会話が、妙に読み手側の好奇心をそそるのだ。お陰で、突拍子もない展開なのに、何故かその先が気になる。その点に於いてだけは、本作がすぐれている箇所なのかも知れない。

正直な話、あまり印象の良い作品ではないが、普通の小説に飽きてしまった人が気分転換のために読むと案外面白いのかも。よしきち的には、ラストの展開にどうしても許せないところがあってこんなレビューになってしまったが、非常に魅力的な描写力を持つ作家さんなので次回作に期待かな。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 21:39 | comments(0) | trackbacks(1) | - |

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2007/04/16 2:23 AM
Posted by: Alles ist im Wandel
アリフレロ
アリフレロposted with 簡単リンクくん at 2007. 3.25中村 九郎〔著〕集英社 (2007.3)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る なに、このスゲー電波。 ……えーと、 ブギーっぽい世界観を大塚英志と富野節でごった煮にして上手に濾過しき