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ボクは殺し屋。『ラビオリ・ウエスタン』

ラビオリ・ウエスタン
ラビオリ・ウエスタン
森橋 ビンゴ

少しばかり親が金持ちで、小さい頃から何不自由なく暮らしてきていて、すこし妄想が逞しいことを除けば、ハセガワハナヲはごく普通の女子高生。
だけれども、両親の自殺を機にそれががらりと変わってしまった。突然現れたヤクザに連れ出され、両親の残した借金の形に身売りや臓器売買の話をされたあげく、連れて行かれたのは何故かイタリア料理店。そこでラビオリと名乗る綺麗なお姉さんに身を預けられることになったのだが、何と彼女は殺し屋。そう、ハナヲは殺し屋の相棒として働くことになったのだ……。

少女の軽妙な語り口調で語られる愛と復讐の物語。作者は森橋ビンゴ先生。レーベルはファミ通文庫。

この作品は主人公であるハセガワハナヲの一人称視点で描かれており、彼女の目を通してラビオリという女殺し屋を描く、という作りになっている。特徴的な語り口調を使っているのだけれど、さして気にはならず、一見してみるとかなりの文字量に感じられるのだがすいすいと読み進めることが出来た。

キャラクターの方も良く味付けがされており、その中でもラビオリが特にいい。基本的に「銃持って戦うお姉さん」というのがよしきちは大好きなわけだが、彼女の存在は本作品内で一際眩しく輝いていた。もちろんそれだけではなく、ラビオリとハナヲの日常シーンも一押しだ。

ただし、この作品の総合的評価は、主人公の心情が理解出来るか出来ないかで決まるのではないかと思う。と言うのも、この物語はハナヲの心理描写で紡がれていく訳なのだが、これがいまいち感情移入しにくいのである。作品に対する感じ方は人それぞれであるとは思うのだが、よしきち的にはどうにも苦手な部分があった。(暴力表現がどうのこうのということではなく、あくまでも主人公の物事のとらえ方に対してである。)そこがクリアできれば、もっとツボにはまる作品だったのではないかと。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 20:32 | comments(0) | trackbacks(1) | - |

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2007/03/06 10:08 PM
Posted by: booklines.net
[森橋ビンゴ] ラビオリ・ウエスタン
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