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『来風館であいましょう〔平成版〕』

来風館であいましょう〔平成版〕ver0.7
制作:シハツエキ - SHIHATSU station
ジャンル:サウンドノベル
購入:コミックマーケット75

時間とは過ぎ去るものではなく、染みこむものなのだという。
だとすると、この建物には――来風館には一体どれほどの人々の想いが眠っているのだろうか。

風来館という古い建物を利用した喫茶店を舞台に、店のマスターと秘密を抱える少女、そして、大人になりきれない真っ直ぐな少年とが織りなす可笑しくも切ない群像劇。バージョン情報がver0.7となっているのは演出や立ち絵にまだ未実装の部分があるという意味でしょうか? 作品単体としては一応の区切りをつけて、続きは続編へ、という構成のようです。プレイ時間は約2時間半ほど。

作中に漂うロマンティックな雰囲気が何とも素晴らしい。今時ギャグにしかならないような浮いた台詞もこの物語の中では本来のあるべき姿を保っている感じでした。「時をかける少女」やジブリの「耳をすませば」のような、青春と少し不思議な要素とを組み合わせた作品が雰囲気的にかなり近いでしょうかね。

物語自体は特定の主人公の視点を定めずに、複数の人々の行動からストーリーが成り立っていく群像劇仕立てなんですが、この登場する人々というのが実に泥臭い。完全に性格が確立しているキャラではなく、時には余裕を浮かべたり、時には焦ったり、どこまでも青臭かったり、何を考えているのか分からなかったりと、読み手側の期待を裏切る面が少なからずあります。シナリオ全体的に見ても、どこか動機に欠けている部分があって、それが人を選びそうな感じかなと。でも、私的には大好きです。泥臭く割り切って描かれるからこそ聞こえてくる登場人物達の息づかいと、詳細に作り込まれた演出からはすごく高い志を感じる。まるで映画を見ているようだなぁと。ただ、物語が完結したわけではないので、他にもたくさん書きたいことはあるんですが、続きは物語の結末を待ってからということにします。期待度はかなり高いです。

押してもらえると士気が微増します。
posted by: よしきち | 同人ゲーム感想 | 11:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

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