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ヒーローは年中無休。『世界平和は一家団欒のあとに6』

JUGEMテーマ:読書 

どんな大災厄にだってきっかけというものがある。凶悪な犯罪者にだって、地球を攻める侵略計画にだって、悪の組織の誕生にだって、邪神の復活にだって、まだ若芽の段階というものがあって、それが後々……というわけで。いつも大事件にばかり関わっているように見える星弓一家だけど、実は、そんな厄災の卵とも言うべき出来事にもちゃんと巻き込まれていたのです。シリーズ初の短編集。
『悪党退治は何カロリー?』
平和のために戦ってダイエットもしちゃおう! というお話。美智乃に対する軋人の兄バカぶりが読んでいて楽しかったです。ベタだけど、妹を助けるために参上する兄貴ってちょー格好いい。世界を守る高尚な使命も、星弓家ではこのくらいの気概で臨んでいますという良い見本。

『星の王子様』
七美お姉様の領分だったためか、あまり表だって出てくることのなかった宇宙人に関するお話。結構身近な社会問題から、惑星間の外交問題というのは発展していってしまうみたいです。そんな中での香奈子の心優しさが身にしみる。読者の想像力に委ねる部分が多かったのも面白かったです。

『刃の行方』
あまり凡人の出る幕が少ない本作品にあって、初めて、じゃないかなと思う普通の少年のお話。軋人のお祖父さんだって普通の人間だけど、どちらかと言えば例外的な扱いだし。力なき者の強い決意が、正義のヒーローを翻弄する場面は燃える。

『大邪神の夜』 
彩美&七美お姉様コンビによる伝奇的事件簿。どうやら彩美と竜助のその後は上手くいっているようです。学園ものとか、伝奇とか、湯けむりとか、果ては百合な要素まで少しずつ詰め込んであって、若干ギュウギュウな感が否めないけど、2人の過去が垣間見えて面白い。そして、やはり七美さんは最強。

初めての短編集。長編では描かれないような星弓家のささやかな日常が描かれるのかなと思ったら、サブタイトルのとおり大事件の合間も皆さん大忙しだったようです。もう少し日常の何気ない星弓家というのも読んでみたかったんだけどなぁ……。まぁ、これはこれで。一番のお気に入りは、軋人と美智乃の何だかんだといって深い絆を感じさせてくれた第1編目。巻末にオマケ掌編も収録されているのですが、超カオスです。


押してもらえると士気が微増します。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 14:10 | comments(0) | trackbacks(1) | - |

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2008/12/14 10:05 PM
Posted by: 狭間の広場
世界平和は一家団欒のあとに(6) 星弓さんちの非日常/橋本和也
世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常 (電撃文庫)/橋本 和也 ¥620Amazon.co.jp 【「太った…」美智乃の不穏な一言から始まる“悪党退治は何カロリー?”。 冴えない彼は地球の命運を握る高貴なお方!? “星の王子さま”。 軋人を狙う妹想いな鉄