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悲しみ奏でて。『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』

ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫 J も 2-1)
ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫 J も 2-1)
森田 季節
JUGEMテーマ:読書 

去年、図書委員で一緒だった神野君から電話がかかってきた。彼の告白によると、3年前に一人の女の子を殺してしまったことがあるらしい。でも、殺したはずの女の子のことを周囲の人は誰も覚えておらず、それどころか彼女が生きていたという証拠も全て消えてしまったのだという。私は、ある単語を聞いてすぐに気が付いた。だから彼の話を聞いても驚かないし、恐れもしない。だって、私もその女の子を殺したことがあるのだから……

何だろう、不思議な作品でした。オビに書いてあるほどロックや音楽が物語の中心にあるわけでもなく、かといって得体の知れない存在と戦うことが目的のストーリーでもなく。敢えて表現するというのなら、この作品に登場する3人の主人公たちの存在している空間そのものの雰囲気、というか空気みたいなものが芯に据えられていたのかなと。それぐらい、色々な要素が上手く溶け込んでいた作品でした。

そしてラストが素敵。こういうの好きなんですよね。読み手には暗い最後を暗示させておきながら、土壇場でそれをひっくり返すみたいな。それに3人の関係がとっても奇妙で面白いんです。マクロスFじゃないけど、君は誰とキスをする?的な滅茶苦茶な関係から、最後はちゃんと落ち着くところに落ち着いていたのがツボ。相手の些細な癖に目がいってしまう事から、自分が本当に好きだった相手にようやく気付く、という描写には思わず唸ってしまいました。タイトルの通り、甘くてちょっと苦い恋の物語。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 21:52 | comments(0) | trackbacks(2) | - |

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2008/09/28 12:26 AM
Posted by: 屠られ日記!(GNO2)
ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート
[http://www.amazon.co.jp/dp/4840124221/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1222400714&sr=8-1 ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫 J も 2-1) ] 著者/森田季節   イラスト/文倉十 ''「僕、女の子を殺したんだ」――始まりは、思いがけない人
2008/10/06 9:02 AM
Posted by: 狭間の広場
ベネズエラ・ビター・マイ・スゥイート/森田季節
ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫 J も 2-1)/森田 季節 ¥609Amazon.co.jp 【「僕、女の子を殺したんだ」 ――始まりは、思いがけない人物からのそんな電話。 どこか満たされない日々を送る高校生の明海は、 孤高の歌姫に魅せられた同級生の少年