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ラノベ作家の奇妙な体験。『ばけらの!』

ばけらの! (GA文庫 す 2-1)
ばけらの! (GA文庫 す 2-1)
杉井 光
JUGEMテーマ:読書 

杉井ヒカルの隣人はオオカミっ娘。比喩表現ではなくて、正真正銘の狼女だ。そしてアパートの大家は神出鬼没の可愛い座敷童。たまに遊ぶ友人たちは、底なし胃袋の屍鬼(グール)や子作り精神旺盛の淫夢魔(サキュバス)、欲求不満の吸血鬼と全員人外のヒト?ばかり。昼間からパチンコしたり花見したり、夜は夜で麻雀大会開いたり、一体全体、おまえら仕事はどうしたんだと言いたくなるかも知れないけれど、大丈夫、実は彼ら全員ライトノベル作家だったのです。

本当に杉井先生は、こういう物語が得意なんだなぁと。ボトムズな人間たちが集まって、大した理由もないのに馬鹿騒ぎして、仲間のために笑ったり、仲間のために悲しんだりして、あげく、一人を救うためにみんなで頑張って、そして自分たちの居場所を守り抜く。まんま『神様のメモ帳』テイストな作品なんですが、そんなこと気にする事なく楽しむことができました。

一番好きな登場人物は、やはりイズナでしょうかね。尻尾の仕草一つ一つが可愛いのですが、見事なネトゲ廃人ぶりもツボです。あと座敷童子のつばさちゃんもいいなぁ。欲望に忠実で尚且つ言ってることがよく分からないエムさんも好き。屍鬼さんも良い人だしなぁ。ああもうみんなまとめて大好きと書いてしまおう。

発売前からメタ小説として話題になっていた本作ですが、それほど意識する事なく読み終えました。登場人物に一定のモデルがいるという事実は、知っていた方が楽しめるような気もしますが、それだけが話の魅力ではないことは確か。作者の暖かい友好関係が伺える、楽しくてちょっぴり切ない幸せな作品だったと思います。あと、杉井先生の作品を何冊か読んだことのある人なら分かる、ちょっと唐突気味な〈了〉の文字も、今回は仕掛けとして働いていたことに驚かされたりしたので一応書き留めておこうかなと。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 23:27 | comments(0) | trackbacks(1) | - |

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2008/09/17 6:43 AM
Posted by: 屠られ日記!(GNO2)
ばけらの!
[http://www.amazon.co.jp/dp/479735061X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1221399822&sr=1-1 ばけらの! (GA文庫 す 2-1)] 著者/杉井光   イラスト/赤人 ''とあるライトノベルレーベルからデビューした新人作家・杉井ヒカル。彼を取り巻く先輩や同期