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彼女は待っている。『θ(シータ)11番ホームの妖精』

θ―11番ホームの妖精 (電撃文庫 と 10-1)
θ―11番ホームの妖精 (電撃文庫 と 10-1)
籘真 千歳
JUGEMテーマ:読書

東京の上空2200メートルに浮かぶ、幻の東京駅11番ホーム。そこでは妖精のような少女と、言葉を解する狼と、ちょっとドジなAIが毎日の鉄道業務をこなしている。普段は貨物の引き継ぎがほとんどで、ホームに降りる人の姿はあまり見かけないこの駅。希に誰かがやって来たかと思えば、大抵それは「事件」の始まりで――

例えば思い入れのある事柄や、本当に大好きなテーマなどを書きつづった作品には、結構良作が多いと思うんですよね。何かしら突き抜けたものがある、といいますか。もちろん迷作に出会ったりもするんですが、この物語は見事に「良い作品」でした。

最初の出だし部分はちょっと強引展開かな……と感じたものの、主人公であるT.Bの正体が明らかになったところで一気に物語に引き込まれました。なにしろ彼女の心情が熱い。理由が単純明快なだけに、その想いもダイレクトに伝わってくるかのよう。戦場で兵士達が交わすような合い言葉を胸に、たった一人で残酷な現実と戦い続ける少女の姿がなんともせつなくて、頼もしい。かなり惚れました。それを支える義経の男気もね、またこれが熱いんだよなぁ。

物語全体的に見て、話の流れはやや暗め。しかし、それをそうと感じさせない作風が何とも心地良いです。少しきな臭い部分もあるけど、キャラクターの個性が強いのでそれほど気にはなりませんでした。作者のSFに対する並々ならぬ愛情が感じられる作品。所々で伏線が張られていたということは続編もあるんでしょうかね。楽しみ。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 00:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

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