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悪夢は扉の向こうに。『モーフィアスの教室』

JUGEMテーマ:読書

父を事故で失って以来、岸杜直人は度々悪夢にうなされてきた。その内容は曖昧だが、どうやら見ているものは毎回同じらしい。そのまま授業にでるのは辛いので、高校に行った後で保健室を訪ねるというのがいつものパターンだ。保健室では大抵、幼馴染みの綾乃が授業をサボっているので、その傍らで眠ることになる。別に怪しい事情があるわけではなくて、不思議と彼女の側では悪夢を見ないで済むからだ。だが、その日だけはいつもと少し違った。それまで見てきた悪夢ではなく、別の悪夢を見たのだ。クラスメイトの一人が教室で化け物に喰い殺される――そんな夢だった。すると、まるでタイミングを計ったかのように、そのクラスメイトが意識が昏倒した状態で運ばれてきて……。

眠ってしまうと魂を喰われる――現実世界を浸食し始めた「悪夢」の恐怖と、巻き込まれてしまったクラスメイト達のために秘密を探ろうとする主人公の姿を描く。レーベルは電撃文庫。作者は三上延先生。

取り敢えず、幼馴染みの久世綾乃さんにはやられました。どっからどう見ても典型的なツンデレなんですが、派手さを控えた文体で描かれると、もっとこう、世俗的なものから切り離された高尚的存在にすら思えてくるから不思議。この物語の鍵となるキャラクターなので詳しく言及できないのが残念なんですが、ストーリーの端々に見え隠れする彼女の仕草や、ラストの保健室での主人公を見守る様子は読んでいて心が温まります。

派手さや目新しさはないものの、とにかく全体的に描写が上手い。物語を理路整然と組み立てている感じがして、全体的に読みやすいんですよね。今のところ「シャドウテイカーシリーズ」しか三上先生の作品は読んだことがないんですが、やはりテイストはそのまま受け継がれている感じ。日常が非日常に塗り替えられていく過程も、サスペンス感が盛り込まれていて楽しめました。これは次巻も期待です。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 20:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

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