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恋心、混線中。『ロミオの災難』

JUGEMテーマ:読書

演劇部に入部したのは、一目惚れした彼女がいたから。ただ、それだけ。もちろん向こうはそんな事なんて夢にも思っていないだろうから、これは一方的な恋のはずだった。演劇部には5人の部員がいるけど、それぞれが別の想いを抱えていて、その点と線で結ばれた関係図は決して交わることなんてない。それがガラリと変わってしまったのは、文化祭の演目を決めたときからだった。『ロミオとジュリエット』、その役割を割り振られた途端に、4人の役者の心は「僕=ロミオ」を中心に渦巻きはじめて……。

『好き』という気持ちが何らかの意思によって支配されてしまったら……という、少し怖いシチュエーションに高校生達の複雑な恋心を絡めて描く。レーベルは電撃文庫。作者は来楽零先生。

ああ、なんて強い子達なんだろう。
読み終えたときに思わず、笑みと共にそんな感想が漏れてしまいました。何たってこの作品の登場人物達が戦わなければならないのは、自分の心に取り憑いてしまった何かの強い『意志』なのですから。つまりは、自分自身が敵なわけで。どんな強い敵でも剣なり銃なり己の拳なりで叩き伏せてしまう主人公というのも格好いいかも知れません。だけど、こうやって自分を必死に抑え込みながら、くじけそうな仲間を気遣いながら、心を支配する『意思』に立ち向おうとする彼らの姿には格別のカッコ良さがあるなぁと。

更に「心が支配されてしまう」というちょっぴり背徳感の漂うテーマもお気に入り。村上さんという普段は感情を露出させない気の強い女の子が、「本当に不本意」なんだけど愛を告白するシーンなどは身もだえしました。これってツンデレの変形?主人公も、ハーレム状態に陥りながらも何気に理性的に動こうとする辺りが好感が持てる。それぞれ別の想いを抱いていたはずだった五人が、入り込んできた恋心に戸惑ってコメディタッチな騒動を繰り広げる様子もこの作品の醍醐味。続き物ではないけれど、その後の彼らの行き先が気になった作品でした。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 09:37 | comments(0) | trackbacks(2) | - |

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コメント
 









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2008/01/23 11:17 PM
Posted by: しばいてぃてぃ
(ラノベ) ロミオの災難(1)[来楽零]
ロミオの災難posted with amazlet on 08.01.23来楽 零 メディアワークス (2008/01/10)売り上げランキング: 1082おすすめ度の平均: Amazon.co.jp ロミオの災難 第01巻 (電撃文庫 ら 4-5) 著者 来楽 零 イラスト さくや朔日(さくやついたち)  月面重力
2008/02/01 9:00 PM
Posted by: 彩彩華美
ロミオの災難
[[attached(1,center)]] 電撃文庫発行    著/来楽 零    イラスト/さくや朔日 {{{ ある日突然、あなたの心が見知らぬ誰かの感情に支配されてしまったら……。 そこにいるだけで空気が華やぐような綺麗な少女、雛田香奈実。彼女にうっかり一目惚れした