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勇者様の初恋。『世界平和は一家団欒のあとに3』

世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)
世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)
橋本 和也 

初恋の経験が全くないという軋人。そんな彼の前に、銀の錫杖を持つ不思議な美女が現れた。彼女の名前はエルナ。異世界を救った元勇者である父・耕作と、異世界のお姫様だった母・志乃の知り合いなのだという。つまりは彼女も異世界の人物なわけで、当然のことながら家に招いて歓迎会を開くことに。だが、家に帰って来た父の態度は、どこかよそよそしくて腑に落ちない。疑問を抱いた軋人は、そのことを問いただそうと父と向き合うのだが、事態は思わぬ方向へと動き出して――

世界の平和維持を押し付けられた星弓家の物語。作者は第13回電撃小説大賞〈金賞〉を受賞した橋本和也先生。本作品はその受賞作の第3作目にあたる。

いやー、相変わらず安定感のある面白さを持つ作品でした。今回のテーマはなんと言っても「世界を救った勇者とお姫様のその後」でしょう。毎回のことながら、その物語の切り口には驚かされてしまいます。誰かが思いつきそうだけど、結局誰も描くことのなかった物語とでも言いますか。

「家族」というのがシリーズを通しての一貫したテーマだろうとよしきちは思うのですが、今回はまさに、父・耕作に拍手を送りたい気分です。女ったらしで、ええかっこしぃで、滅多に家に帰らない父親なわけなんですが、物語の終盤で軋人達に向かって言い放つ「お前たちは私のかけがえのない宝物だ」という台詞には、不覚にも胸を打たれました。今時、こんなストレートな愛情表現なんてありませんよ。

それに主人公の軋人。彼も今回はいろいろな意味で一回り大きくなります。父と子の関係はもちろんですが、彼が初めて味わうこととなる淡い初恋の思い出は、読んでるこっちまで切なくなってきました。ラストの別れ方はベタだけど何故か泣けてくる・・・。
 
ああ、何でこのシリーズはその後のお話が気になるんでしょうね。それだけゲストキャラの個性が生きているってことなんでしょうか? そろそろ軋人と香奈子の関係もステップアップの時期に来ているようですし、今だ脇役としてしか登場していない彩姉ぇの事も含めて、今後の展開が楽しみですよ。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 17:26 | comments(0) | trackbacks(4) | - |

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2007/09/18 7:56 PM
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