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歴史に抗う二人『僕たちのパラドクス2 ―Acacia1429―』


僕たちのパラドクス 2 (2) (富士見ミステリー文庫 82-2)
僕たちのパラドクス 2 (2) (富士見ミステリー文庫 82-2)
厚木 隼

高崎青葉は謎の男達に襲われそうになったところを一人の少女に助けられた。彼女の名前は、霧島榛名。血の滴る刀を片手に榛名は告げる。
「貴方を――守りにきた」
世界を明るい未来へと導く重要な鍵となる青葉を守るため、彼女は『地獄の未来』からやって来たのだという。だが、世界は何者かの手によって、既に改変不能なまでにねじ曲げられていた。榛名と青葉は歴史改変の謎を探るために中世のフランスへとタイムスリップするが、もう一つの『明るい未来』のハルナ・キリシマも2人を処分するべく追いかけてきて――

タイムマシンによって引き起こされる時空犯罪や歴史改変を扱った、いわゆるタイムパラドクス作品。作者は第6回富士見ヤングミステリー大賞で大賞を受賞した厚木隼先生。本作品はその受賞作の続編にあたる。

第一作のレビューにてよしきちは大変失礼な評価を並べ立てていましたが、はっきりと言います。間違いなく、大進歩を遂げています。歴史に詳しいわけではないんですが、文章の端々によく調べられていると窺わせるところがありますし、表現や描写の方法に関しても前作から間違いなく成長しているようです。

加えて、緩慢な描写が目だった戦闘シーンに関しても、今回は別物といっても過言ではないかも。特に、ラストの乱戦っぷりは読んでて面白かった。キャラクターに関しても仕草や台詞がよく練られていて物語をよく盛り上げています。

前作が「SF作品の入り口」的な存在だととしたら、今作は「歴史作品の入り口」的な存在とでもいいますか。まだ全体的に稚拙さは残すものの、言い換えれば、とっても読みやすい作品とも言えます。これを機に歴史に興味を持つ高校生や中学生だって出てくるかも知れません。どうしても前作のイメージがちらついてしまい、読み始めは期待感も薄かったのですが、見事にそれを覆してくれました。次回もまた歴史を取り扱った作品になりそうなので、楽しみに待つこととしましょう。
posted by: よしきち | ライトノベル感想 | 14:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

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